2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

世界組成

虹色の薄氷の張った川をぼくはそっと踏んで歩く踏んで歩く鮮やかな世界がぼくの目の前で散ってはじけた粉々になった破片は、肩や喉に刺さるそうして降りつもるぼくの色彩は変わらない殆ど永遠に暮れては昇る月を優しいものを見たい何よりも愛していて惜しみ…

倫理と論理、その果て

ぼくは倫理に逆らい得なかったその果ての姿だ。世界に納得がゆかなくて、じゃあぼくは客観的な正当性を得ればいいと思ったんだ。それはもう、考える道筋として至極単純にね。論理的に考えればいい。世界は整合しているはずで、なにかひとつの絶対的なものが…